低侵襲手術:脊椎内視鏡下手術
このページの内容
- 低侵襲手術:脊椎内視鏡下手術について
- 内視鏡下腰椎椎間板摘出術 MicroEndoscopic Discectomy(MED)
- 腰部脊柱管狭窄症に対する内視鏡下除圧術 MicroEndoscopic Laminotomy(MEL)
- 頚部脊髄症に対する内視鏡下頚椎後方除圧術 Cervical MicroEndoscopic Laminotomy(CMEL)
- 頚部神経根症に対する内視鏡下頚椎椎間孔拡大術 Cervical MicroEndoscopic Foraminotomy(CMEF)
- 経皮的内視鏡下椎間板摘出術 Percutaneous Endoscopic Discectomy(PED)
- 経皮的椎体形成術 Balloon Kyphoplasty(BKP)
低侵襲手術:脊椎内視鏡下手術について
手術方法
患部後方の皮膚を17mm程度切開し、直径16mmの円筒レトラクターを挿入し、内視鏡で観察しながら髄核を摘出します。
- 術後5時間後からは歩行可能で食事も取っていただけます。
- 術後はコルセットを使用せず、入院中は自由に歩行できます。
- 合併症が無いことを十分に確認した上で退院して頂くことにしておりますので、約5~10日間の入院をお願いしています。
- 術後はしっかりと体幹の筋力をつけて頂く必要はありますが、術前に行えていた作業やスポーツなどに復帰することが可能な手術法です。
内視鏡下腰椎椎間板摘出術
MicroEndoscopic Discectomy(MED)
手術適応
ヘルニアであれば、ほとんどの場合が適応
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 中心性ヘルニア
- 外側ヘルニア
- 椎間孔内ヘルニア
- migratedヘルニア
- 再発ヘルニア 等
麻酔 | 手術時間 | 入院日数 | 切開幅 | 手術費用(入院費を含む) | 3割負担の場合 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1椎間 | 全身麻酔 | 約1時間 | 約10日 | 17mm | 600,000円 | 200,000円 |
※ 上記内容はあくまでも目安になります。予めご了承下さい。
腰部脊柱管狭窄症に対する内視鏡下除圧術
MicroEndoscopic Laminotomy(MEL)
手術適応
腰部脊柱管狭窄症の神経根型、混合型、馬尾型 等
従来の後方除圧で対処していたすべての症例
手術禁忌
著明な不安定性を認める症例
- 発育性狭窄
- 靱帯骨化症 等
麻酔 | 手術時間 | 入院日数 | 切開幅 | 手術費用(入院費を含む) | 3割負担の場合 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1椎間 | 全身麻酔 | 約1.5時間 | 約10日 | 17mm | 600,000円 | 200,000円 |
※ 上記内容はあくまでも目安になります。予めご了承下さい。
頚椎症性脊髄症に対する内視鏡下頚椎後方除圧術
Cervical MicroEndoscopic Laminotomy(CMEL)
手術適応
主に後方からの脊髄への圧迫要素が中心である頚髄症
手術禁忌
頚椎後縦靱帯骨化症 連続型・混合型、前方要素が主たる病態の疾患
麻酔 | 手術時間 | 入院日数 | 切開幅 | 手術費用(入院費を含む) | 3割負担の場合 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1椎間 | 全身麻酔 | 約1.5時間 | 約10日 | 17mm | 600,000円 | 200,000円 |
※ 上記内容はあくまでも目安になります。予めご了承下さい。
頚椎症性神経根症に対する内視鏡下頚椎椎間孔拡大術
Cervical MicroEndoscopic Foraminotomy(CMEF)
手術適応
頚椎症、椎間板ヘルニアによる神経根症で保存療法が無効な症例、頚椎症性筋萎縮症 等
手術禁忌
不安定性が著明な場合、正中ヘルニア(後方から摘出を行う場合)
麻酔 | 手術時間 | 入院日数 | 切開幅 | 手術費用(入院費を含む) | 3割負担の場合 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1椎間 | 全身麻酔 | 約1.5時間 | 約10日 | 17mm | 600,000円 | 200,000円 |
※ 上記内容はあくまでも目安になります。予めご了承下さい。
経皮的内視鏡下椎間板摘出術
Percutaneous Endoscopic Discectomy(PED)
手術方法
直径7mmの微小内視鏡を使用して行う最小侵襲手術です。
手術適応
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症
手術禁忌
- 脊柱管狭窄症を合併している
- 経過が長くヘルニアが骨化している
- 下垂ヘルニアの場合 等
麻酔 | 手術時間 | 入院日数 | 切開幅 | 手術費用(入院費を含む) | 3割負担の場合 | |
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1椎間 | 局所麻酔 | 約1時間 | 約10日 | 8mm | 500,000円 | 170,000円 |
※ 上記内容はあくまでも目安になります。予めご了承下さい。
経皮的椎体形成術
Balloon Kyphoplasty(BKP)
手術方法
背骨の骨折の治療法の1種でぐらつく背骨を固めて痛みを止める手術です。
全身麻酔下で潰れた背骨の両側を約1cmずつ切開し、そこから潰れた椎体の中に丈夫な風船(バルーン)を挿入して膨らませることで椎体を整復し、空洞を作ります。
そこに医療用セメントを注入して、骨の内側からぐらつく骨を固め、椎体を形成します。
麻酔 | 手術時間 | 入院日数 | 切開幅 | 手術費用(入院費を含む) | 3割負担の場合 | |
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1椎間 | 全身麻酔 | 約1時間 | 約3日 | 左右1cm | 700,000円 | 230,000円 |
※ 上記内容はあくまでも目安になります。予めご了承下さい。