𠮷田院長から一言
1998年に本邦で先駆けて脊椎内視鏡下手術を開始して20年-その経験から-
院長 𠮷田宗人
手術適応は腰椎椎間板ヘルニアに始まり、腰部脊柱管狭窄症から頸椎症性脊髄症まで、すべてが適応可能になっています。
従来法と比較して…
- 切開範囲が小さい。
- 病変が確認し易いため、正確なヘルニア摘出や神経除圧が可能である。
- 骨切除や痛みが少ない。
- 合併症や出血量が少なくて済む。
- 身体への大きな負担が軽減され、早期の社会復帰が可能である。
ここ数年、内視鏡下手術の手技は大きく進化しています!
複数の医師によるタンデム手術で短時間治療を実現。
当院では、脊椎内視鏡下手術 技術認定医が4名在籍しています。
日本整形外科学会認定「脊椎内視鏡下手術 技術認定医」とは…
日本整形外科学会認定「脊椎内視鏡下手術 技術認定医」とは…
(日整会HPより抜粋)
内視鏡を用いた脊椎手術は体に優しく早期の社会復帰を可能にしました。高性能光学器械の進歩とそれに伴う映像技術の改良、超音波切開装置といった新しい機器の開発によるところが大であり、今後更に日進月歩の勢いで発展普及していくものと思われます。
医療事故のないよう細心の注意を払い、丁寧かつ十分なインフォームドコンセントのもとで医師と患者の強固な信頼関係を築き、安全かつ確実な操作を行っていただきたいと強く希望いたします。
日本整形外科学会認定 脊椎内視鏡下手術・技術認定医は整形外科専門医試験に合格して「整形外科専門医」の資格を取得した上で、さらに、「日整会認定脊椎脊髄病医」としての資格を取得した後、実技試験を受けて「脊椎内視鏡下手術・技術認定医脊椎脊髄病医」の資格を取得します。
継続するための要件も厳しく、手術時のビデオの提出などが義務付けられています。
以前は除圧範囲が2椎間までに限定されていましたが、
現在では多椎間に及ぶ場合でも、複数の医師により別々の椎間病変に対して同時に内視鏡下手術(タンデム手術)を行っています。
タンデム手術のメリット
- 手術時間が大幅に短縮することができます。
- 正常な筋肉や関節を残し、悪い部分だけを取ることができます。
理想に近い手術を実現しています。
院長自らの経験を活かし、手術をより安全に行うための内視鏡手術器具を開発。
これまで20年間積み上げてきた脊椎内視鏡下手術の実績を患者さんのために役立てられる方法をずっと考え続けておりました。
そして、手術に使用する様々な器具の長さ、細さ、先端の形状、グリップなどを検討し直し、さらに操作しやすくなるように工夫を重ね、手術をより安全に行うための器具を開発いたしました。
内視鏡用超音波骨メスや精巧な作りのFine Instruments(Syncha)の各種器具を使うことでより精密な操作が可能になります。