センター長ご挨拶

センター長ご挨拶

リハビリテーションは、さまざまな疾患・外傷・病態により生じた機能障害の回復を促しつつ、結果として残存した障害を克服しながら、人々の「活動を育む」ことが目標です。当院の役割は、その機能回復と社会活動への復帰を総合的に提供することだと思っています。

心臓リハビリテーションは心血管疾患患者の身体的・心理的・社会的状態を改善し、基礎にある動脈硬化や心不全の病態の進行を抑制し、再発・再入院・死亡を減少させ、快適で活動的な生活を目指すプログラムです。生活習慣の欧米化や超高齢者社会の到来により、虚血性心疾患、心不全、動脈疾患などの循環器疾患は激増しています。このような現状を少しでも改善し、地域の人々が生き生きと元気に暮らすことを願い、当院に心臓リハビリテーション研究センターを設立しました。

回復期・維持期の心臓リハビリテーションは疾病管理を担う心臓リハビリテーション研究センター職員と患者さん自身の努力により行われます。当院では、服薬の管理や、血圧・体重の確認、運動処方の作成・更新や望ましい健康づくりの継続を促すなど、生活の一部に食事・運動療法が取り込まれることを目標とした指導や教育を提供していきます。

心臓リハビリテーション研究センター長 有田幹雄

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