角谷理事長のご挨拶

ごあいさつ

理事長 角谷正文

地域とともに歩み、患者さん一人ひとりの心に届く温かい医療とケアを提供すること

1971年(昭和46年)1月10日、現在のこの地に「角谷整形外科病院」(42床)が開設されてから、2021年1月10日で50周年を迎えます。この間には、様々な出来事がありましたが、2018年(平成30年)9月1日、「社会医療法人スミヤ」に認定され、角谷整形外科病院(70床)、角谷リハビリテーション病院(60床)、スミヤ在宅ケアセンター、通所リハビリテーション「デイケアすみや」等、スミヤグループ全体が、より一層お互いが連携し合いながら病気・障害の治療や患者さんの早期社会復帰を目指して、一丸となって取り組んでいます。

角谷整形外科病院の脊椎班ですが、特に1998年(平成10年)に当時和歌山県立医科大学に在籍していた吉田宗人院長が全国に先駆けて内視鏡下脊椎椎間板ヘルニア摘出術を当院で実施し、それ以降「脊椎内視鏡下手術」といった最小侵襲手術法を積極的に取り入れ、日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医が4名在籍しているという特徴を生かし、施術が広範囲に及ぶ脊椎内視鏡下手術においては、複数名の認定医で同時に手術を手分けして行う「タンデム手術」を実施しています。これにより手術や麻酔の時間が短縮されるため、患者さんの身体的負担が軽減され、合併症の発生を防ぐことにもつながっています。タンデム手術は前述の通り、技術認定医が複数在籍していなければ実現できないため、和歌山県内で実施できる医療機関は和歌山県立医科大学と当院のみであり、内視鏡の特色を生かした全国的にも新しい術式を今後も推進していきたいと考えています。

また、当院の関節班においては、1987年(昭和62年)頃より膝関節の関節鏡下手術を施行していましたが、その後、肩関節・肘関節・足関節へと領域を広げ、現在手術件数は増加の一途をたどっています。特に肩関節と膝関節の関節鏡下手術は年間それぞれ160件前後を数えており、人工関節置換術も肩関節(リバース型を含む)、股関節、膝関節と同様に県内有数の実績を上げています。

さらに、スポーツ外傷に対する手術も盛んで、肩の脱臼手術や膝の靱帯再建術などは県内トップの実績を誇っています。その上、少年のスポーツ障害の予防・啓発に野球肘検診やサッカー選手等の検診に加え、両親を交えた教育講演にも取り組んでいるところであります。

当院の形成外科と麻酔科及びペインクリニックについても、整形外科と同様にそれぞれ専門的な治療、手術に取り組んでおりますので、追って詳細をご覧下さい。

角谷リハビリテーション病院では、回復期リハビリテーションを中心に行ってきましたが、昨年有田幹雄院長が専門とする高血圧を基盤とする心筋梗塞や狭心症、急性大動脈解離の術後、心臓弁膜症や心不全等の循環器疾患の患者さんを対象とした心臓リハビリテーションを導入しました。循環器疾患や高齢が原因で心臓が弱った方の低下した運動能力を高め、支障なく安全に社会生活を送れるようにすることを目的としています。その他にも職場復帰、趣味活動まで幅広く対応した外来リハビリテーション、介護保険を利用してご自宅での生活を安全に過ごせるようにサポートする訪問リハビリテーション、そして併設するデイケアすみやでは様々なレクリエーションを交えながら、一人ひとりの状態に応じて心身機能の維持と向上を図る通所リハビリテーションをそれぞれ提供しています。

このように様々な分野で最新の医療機器や治療法を導入し、「社会医療法人スミヤ」にご来院いただく全ての方に、ご満足いただける「医療・看護・介護」を提供していきたいと考えます。

社会医療法人スミヤ
理事長 角谷 正文

私たちの基本姿勢

創造・調和・信頼

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