関節外科【股関節】
股関節疾患は足の付け根から太ももに痛みを感じることが多いですが、時にはお尻や膝まで痛くなることもあります。
右記のCheck Pointに該当する場合、股関節疾患の可能性がありますので、専門医の受診をお勧めいたします。
代表的な疾患に変形性股関節症がありますが、加齢とともに徐々に悪化することもあり、適切なタイミングで治療するかどうかを決定することが重要です。
変形性股関節症
症状
股関節を構成する骨や関節軟骨に不具合が生じることで、関節軟骨の減少、骨の変形を来す病気です。
病状の進行に伴い関節の痛みや動きに制限が生じ、日常生活にも支障が出るようになります。
立ち仕事や階段の上り下り、車の乗り降り等で痛みを感じるようになり、徐々に動きが悪化し、靴下を脱ぎ履きすることや爪を切ることさえもやりにくいと感じることがあります。
診断
レントゲン
関節の隙間が狭くなる、軟骨下骨が硬くなる等の変化を確認します。
MRI
進行すると関節軟骨が消失することがあり、形態・骨髄内の変化を確認するのに有効です。
※MRI検査は完全予約制です。
治療
内服薬で痛みを抑え、進行を予防するためにリハビリテーションを行います。
それでも痛みが強く、日常生活や趣味、仕事に支障をきたす場合には、手術加療をご提案いたします。